平屋住宅にする際、気を付けるポイント

前回の記事では、平屋住宅の魅力についてお伝えしましたが、たくさん魅力がある一方で気を付けるべきポイントを考えなければ、不便な住宅となってしまいます。

今回は平屋住宅を設計する際に、気を付けることはどのようなものがあるのかまとめました。

土地面積の必要性

平屋住宅は、同じ床面積の建物を建てる場合、平屋では2階以上の部分がないことから、欲しい部屋数によっては広い敷地が必要になることがあります。

土地を探すときは、建ぺい率や容積率を踏まえたうえで、土地に対してどの程度の広さの家が建てられるのか確認しておくことが重要です。

建物が広がるためには土地面積が広く必要です。
都市部や土地が狭い地域では、土地の高騰などが影響して適切な敷地を確保することが難しい場合があります。

土地の広さを検討する際には、部屋数または家の広さなのか、予算なのか優先順位をつけながら検討していくようにしましょう。

建築コストの増加

平屋住宅は、同じ床面積を確保するためには建物の広がりが必要です。
そのため、2階建ての建物と比較して基礎や屋根などの面積が広くなり、建築コストが増加する傾向があります。
予算と土地の広さはバランスよく考えていきましょう。

日当たりが悪くなることがある

平屋で注意しておきたいのが、日当たりがよいかどうかです。

敷地の中央に配置されている部屋には、どうしても日光を取り入れるのが難しくなります。

明るい空間をつくるためには、中庭を設けたり、天井を高くして天窓や高窓を設置したりして、採光を確保することがポイントです。

また、敷地の周辺が2階建て以上の建物に囲まれる場合も、日当たりが悪くなる可能性があります。
土地を選ぶ際は、周辺の建物や道路付けについても確認しておく必要があります。

日当たりがよいかどうかは、快適な暮らしを送るためには非常に影響してくるものなので、土地を選ぶ段階から頭に入れておくようにしましょう。

プライバシーの確保が難しい

平屋住宅は広々とした開放的な空間が魅力ですが、同時に近隣との視線が気になることがあります。

周囲からの視線が気になる人は、通行人や隣家からの視線が入らないようにプライバシーを確保できる設計に配慮しましょう。

例を挙げると、門まわりに目隠しとなるようなフェンスの設置や植栽をしたり、前面道路以外の方角にリビングを設置するなど、間取りや窓の配置などを工夫するアイデアがあります。

まとめ

ワンフロアで完結する平屋住宅は、シンプルかつコンパクトな暮らしをするのに最適な住まいです。

また、家族とのコミュニケーションが取りやすいというような魅力がたくさんあると同時に、今回まとめたことを設計前に気を付けておかなければ、快適な家となるには難しいと思います。

自分がどんな暮らしを送りたいか頭の中に思い浮かべながら検討していくようにしましょう。

※情報引用元 ポラス株式会社
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