親世帯の高齢化が進むにつれ、あらゆるご家庭が相続の問題に直面します。親世帯が持つ土地や財産をスムーズに子世帯に引き継ぐ手段のひとつが二世帯住宅の建築です。家族がひとつの建物に集うメリットがある一方、親世帯・子世帯それぞれの理想を叶えるためには、充分な事前準備が必要です。
「二世帯住宅」に注目
なぜ、二世帯住宅が注目されるのか
親世帯側の高齢化と、家屋の老朽化の両方が背景にあると考えています。建物が老朽化して建て替えを検討するタイミングで、広い土地の有効活用と子世帯への相続を一緒に考えたいとご相談いただくケースが年々増加しています。
流行の二世帯住宅について
二世帯住宅の間取りは、それぞれの居住空間が完全に独立している「完全分離型」と、リビングやバス・トイレ、キッチンなどを共有する「部分共有型」に分類されます。弊社の取扱においては、完全分離型が圧倒的に多いですね。注文数でいえば、部分共有型のおよそ2倍ほどです。
世代としては、親世帯が70歳前後、子世帯が30~40代というご家族からのご相談が多く、資金の負担割合はご家族によってさまざまですが、近年の東京では地価や建築費の高騰が著しいため、親世帯の自己資金をベースに、残額を子世帯の住宅ローンで賄うご家族もいらっしゃいます。
二世帯住宅建築に向けた親世帯・子世帯の話し合いを
二世帯住宅を建てようという話は、親世帯・子世帯のどちらが主導すれば良いのか
話を持ちかけるのは土地を持つ親世帯側からが多い傾向がありますが、話をリードする側は本当にご家族それぞれで異なります。ただし、あくまで傾向ではありますが、親と独身のお子様との組み合わせでは親世帯がリードし、子世帯がすでに結婚して独立している場合は子世帯側のご要望を中心に話が進みやすいかと思います。
二世帯住宅を建てる前に解決しておくべき課題とは
親世帯と子世帯で住まいに求めるものが異なりますので、しっかりとしたすり合わせが必要です。最初に建物の大まかな構造を決めておけば、あとはそれぞれの世帯で自由に設計できますので、私どもは双方のご希望をしっかりとお話いただくように心がけております。
たとえば子世帯側から「家族が過ごすLDKを広くしたい」という要望が出た場合、建物を縦に割る構造にしてしまうと、広い空間を作りにくくなります。また一方は共有スペースがある環境を希望しても、もう一方が独立した生活を希望するようなら、一部共有型をオススメできない場合もあります。
建物の構造は、建築が始まってしまえば変更はできませんので、具体的な生活のイメージをすり合わせできた上で建築に入れるかが重要です。
※情報引用元 ポラス株式会社
ポラスグループは豊富な実績と確かな技術でお客様に最適な住宅を提供しています。
デザイン・テクノロジーを重視した住まい、国産ヒノキや高断熱・高耐震の住宅、おしゃれなデザイナーズ住宅や注文住宅、建築条件付土地分譲などポラス(POLUS)の6つのブランドが楽しい家づくりをサポートします。
まずはポラス開催の住宅展示場へお越しください。
埼玉・千葉・東京の注文住宅・建て替えはポラスグループへ。